Small dreams≧Real life

ルポライターを目指し日々奮闘中。日常の些細な事も含めて、オリジナル記事や創作したストーリーを載せています。

共依存からの出口(優しさという名の支配)

アナタには大切な人がいますか?家族、友人、恋人、職場の人など自分に関わる人を大事にする人は多いと思います。大切にする=優しさということで生活していく中で周りへの優しさは必要なことだと思います。何故ならアリストテレスが言ったように「人間は社会的な動物である」からこそ一人では生きていけないという現実があります。だからこそ周りを尊重することが必要不可欠になっています。

だから「優しさ」を否定するつもりはありませんしむしろ必要なことだと思っていますが、もしも優しさが享受する人に対してのものではなく自分のアイデンティティーを得るためにする行為だったとしたらどうですか?

平たく言えば「優しさという支配」のことです。愛情と優しさをはき違えた罠に嵌ると抜け出せない蟻地獄の中に落とされたようなものです。これは非常に恐ろしく危険なことですよね。ワードとして挙げられる言葉が「共依存」です。一度は聞いたことがある言葉だとは思いますがきちんと分かっていますか?

「共依存」を考えるまえに皆さんがよく知っていることから入っていきましょう。

最近では「恋」と「愛」の違いを答えさせるテレビ番組などが増えてきましたね。恋愛の場面でよく使われるワードですが非常に面白く興味深い意味が込められています。漢字を詳しく分析して心の位置を部分比較してみると恋は下心であり愛は真心であるという姿が見えてきます。従って恋は下心前提であるから自分の欲望を満たしたいという自分本位の状況です。反対に愛は真心なので自己犠牲をしても相手に尽くすという思いやりを持った状況です。正常な感覚として恋愛の場面では相手が好きなのだから、自己犠牲をしても相手に尽くすという「愛」が理想で正しいと思いますよね。私も正直そう思っていましたが、どうなんでしょうか。

某テレビ番組で愛は地球を救うというフレーズが広まっていますが、それは正しい方向に愛が進むことが前提になると思います。愛に正しさなんてないし十人十色でいいと仰る方もいるのでそこは考慮しましょう。しかしね厄介なのが「愛」(LOVE)という名の支配(CONTROL)です

このような支配をする人間は他人に過度に優しく尽くすことで相手を捉えて依存に陥らせる傾向が非常に強いです。一種の病気なので彼らの育った環境により本人に落ち度がないのかもしれませんが、こちらまで被害を受ける必要はないのです。しっかりとしたアイデンティティーが確立されてないので自分に自信がないから相手の目的が何であろうと必要とされることで自己を保つ人間です。結局相手のためといってやってる行為が全て自分のために必要な行為である矛盾した自分への愛です。境界性人格障害(ボーダー)の方に多いという話を聞きます。

一例を挙げるとすれば男が好き勝手にふるまい(DV、アル中など)それを一方的に女性が尽くすという構図が見事に完成してしまいます。つまりお互いの歪んだ利害が一致してしまうため悲劇的に上手くフィットする現実があります。男性は自分の赴くまま振る舞うことができること(相手の愛情を確かめる)から居心地が良い一方で女性は私がこの人についていないと生きていけないという自己犠牲による依存が生まれ問題がエスカレートしてしまう恐れがあります。そしてカップルであるのに親と子供のような関係が恋愛でも現れるのです。

ここまで来ると基本的には逃げられない状況まで進んでしまう恐れがあります。二人だけのまるでドラマの世界であるかのように現実は回り出します。皮肉なことに土俵の違う愛は幸せになれず不幸を重ねます。恋愛にはこういった側面が多かれ少なかれあるのかもしれませんが、ギブアンドテイクがあまりに偏った愛は危険なのかもしれませんね。いつも与える側と与えられる側が固定されている共依存から逃げきりましょう。