Small dreams≧Real life

ルポライターを目指し日々奮闘中。日常の些細な事も含めて、オリジナル記事や創作したストーリーを載せています。

ドキュメント72時間「白い秘密の婚活ルーム」から考える結婚制度の形骸化

今回のドキュメントは面白かったです。あまり当たり外れがないのがこの番組の良さでもありますが、正直「テーマ」自体は何でもいいんですよね。人間は必要ですが、ひとがいればそこには物語がありドラマがある。人間観察究極版の番組だと思います。あまり声を大にして言えませんが、人間観察が好きなので興味深い番組だと思ってます。それに同じ場所に三日間もステイ出来る程の時間と理由を作らないといけないので、誰にでも簡単に作れるとは思ってません。

ホームページを見ると番組のコンセプトが掲載されてました。

 人々が行き交う街角で、3日間。
同じ時代にたまたま居あわせた私たち。
みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?

ドキュメント72時間ホームページより引用)

当たり前のことですが、色んな人がいます。市井に生きる人々は多様であり、一言で表現出来ない存在だと思います。しかし誰もが精一杯置かれた場所で懸命に生きる姿は汲み取れます。

 それで今回のタイトル「白い秘密の婚活ルーム」です。

ところで婚活の意味を知っていますか?

「婚活」

積極的に結婚相手を探す本格的な活動。

有料の相談所に登録したり、見合いを重ねたり、組織的・ビジネス的な活動をすること。

自然発生的な恋愛 → 結婚との流れと一線を画し、相手の収入や生活力などが重視される傾向が高い。

 

就職活動=”就活”という図式と相似形。

はてなキーワードより)

 なるほど。言葉が先走りして正確な意味のズレがありました。分かってると思ってることが、実は間違ってることは日常茶飯事です。しっかり調べる癖をつけないと危険ですね。

 

それでタイトルの通り「婚活」の会場に三日間密着取材した話です。最近では生涯未婚率の割合が急激に上昇し、男女共に独身でいる人が多いことは周知のことですよね。従って少子化が進み、年々最低出生率が過去最高を更新しています。

headlines.yahoo.co.jp

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しかし一方で相手が見つからないと悩む人も多いです。例えば職場に異性が少なかったり、理想の人物像が明確で相応しい相手が居ない人は、結婚まで辿り着かず泣く泣く諦めることになりかねません。

そこで「婚活パーティー」が注目を集めています。特に「出会いの場がない」と答える人には好都合の場所です。(※但し出会い系ではないので注意してください。)また「ニーズ」具体的な希望に沿った会に参加出来るので、手間暇かからず気軽に参加出来るのではないでしょうか。それほど費用もかかりません。例えば年収1000万円、高学歴、高身長、ぽっちゃり体型などのようにカテゴリーを限定したパーティーも増えているそうです。お互い詳細の情報を知り、仲を深める場になっていると思います。

また婚活ブームの背景として年齢を重ねるごとに、結婚への願望が強くなる傾向があります。理由はそれぞれあると思います。潔く諦めることが出来れば苦労しませんが、心残りがある場合、高齢を迎える前に急いで結婚する人がいます。特に女性の場合子供が欲しいと考えている場合、出産適齢期があるので焦りが顕著になります。しかし結婚という選択は簡単にするものではないでしょう。生涯の伴侶となるわけですから、適当に選ぶわけにはいきません。苦渋の選択が待ち受けているでしょう。他国に目を移すとフランスは離婚する際に裁判所の手続きがあるので、日本の協議離婚制度のような離婚は出来ません。日本では制度的な遺産が原因で離婚家庭が多いと聞きます。割合としては3組に1組のペースですね。これは協議離婚で容易に双方の意思の協議で決まることが関係しています。

 さて「婚活」のパーティに来る人ですが、様々な事情を抱えた人々が来ています。但し「結婚したい」は共通しており、続いて「幸せな家庭を持ちたい」「子供が欲しい」「親を安心させたい」と理由があります。しかし人前で堂々と「婚活」してますとは言い難いもの。番組を見てると取材を拒否する人も多かったです。時間に制限を掛けて話し合い、違う人の席に移動するというシステムです。最終的にアプローチというかお互いが好感を持てたらカップル成立になるみたいです。その後は各カップル毎に親睦を深めるというか、前向きに付き合うスタイルが一般的になるのでしょう。数十分話しただけで何がわかるのか疑問に思いますが、時間を重ねるごとに解決するのでしょうか。その後のカップルの様子が気になりますよね。果たして続いているのか、破綻しているのかどうでしょう。

  番組内で「直感を信じたい。」と口にする女性がいました。確かに直感というか第六感で判断するというのも、良いですね。合う合わないよりも先ずは自分の心に正直になる。とても良い判断指標だと思います。それぞれ結婚に対して求める部分があると思います。結婚を決断する上で、妥協できない部分と妥協できる部分をお互いに出しディテールに落とし込む作業は大切です。価値観の違いもそのプロセスで見つかるのかもしれませんね。

気になったのが自分の意見が強すぎて、理想の相手に出会えないことをどう捉えているかです。例えば典型的に理解出来ないのは「私と結婚したら金に困らない」「とにかく家に居ればいい」現実的で素晴らしいと思いますが、キャッチフレーズにして婚活するのはどうかなと思います。仮にもしお金がなくなったら即刻逃げられますね。最近頻繁に聞く老後に破産して妻に逃げられた話の二の舞になりかねません。また女性の社会進出が時代の潮流になっているのに「女性は家に居るべき」といった趣旨の発言も時代錯誤で古い価値観に固執しているのではないでしょうか。個人的には女性も社会に出て働くスタイルを認めるべきです。対等とは言わないまでも、女性が稼ぐこと自体が不当な束縛や伝統的な男尊女卑の価値観を変えていく力となります。とはいえ相互の意志が合致すれば、結婚は認められるので良い縁があればいいですよね。最終的には当人が納得すればどんな形(法律違反などを除く)であれ正解になるんです。

 今回のドキュメントは「結婚」について考える良い機会となりました。「子供を育てるにはお金が必要。お金さえあれば次第に相手が好きになるよ。」と現実的な回答をした女性がいた。確かに「お金」が生活する上で大切なことは否めない。だけどそれだけなら相手を探せば5万といて、直ぐに成立するはずで幸せな家庭が多いはずだ。果たして結婚を

あなたはどう考えるだろうか。答えのない迷宮の入口がこの先に広がっているはずだ。