Small dreams≧Real life

ルポライターを目指し日々奮闘中。日常の些細な事だけでなく完全オリジナルの記事を含めて幅広くジャンル関係なく書いてます。「夢を持つこと」と「子供のような遊び心を忘れないこと」でカッコいい大人になる!!

「寄食珍食 糞便録」を読んだ。国外に出れば、世界はアンビリーバボー

「純粋に面白い本 」

電車に乗っていたり、街中を歩いていて思った事ですが、どうも疲れた表情でイライラしていて、余裕のない人が増えたなぁと感じています。

至ってシンプルな問いです。アナタは最近笑っていますか??

せっかく生まれてきたんだから「良い気分」で生活した方がいいに決まってます。

正直今回紹介する本は「悪い気分」になるかもしれません。それでもストレスフルなアナタに最高の治療薬となる本です。

正直言ってめちゃくちゃ面白いです。ぼくはぷっとなりゲラゲラ笑ってしまいました。公衆の前でなくて良かった・・・・・。完全に変人扱いされしまいます。

テレビ、ネット今だとユーチューブで娯楽が充実している時代に、

「本を読んで笑いたい」と考える人はあまりいないと思います。

前に紹介した森沢明夫さんの「あおぞらビール」「ゆうぞらビール」は最高に笑える作品ですね。

 

奇食珍食 糞便録 (集英社新書)

奇食珍食 糞便録 (集英社新書)

 

椎名誠さんの本をはじめて読みました。 ↑↑↑

「糞便録」

簡単に言うと、ぼくたちはトイレで排泄をしますよね。当たり前のように清潔な環境で用を足せるわけです。ホントに恵まれた環境で生活していることが身に染みます。

 なぜなら、「世界を見るとトイレがない」あるいは「完全に開放されたプライバシーがない公開トイレ」があるんです。おまけに物凄い臭気だったり、床、天井などの壁に蠢く蛆虫など常軌を逸したトイレ。さらにトイレットペーパーがなかったりともう驚きの連続です。

 中でも特に秀逸というか気にいった話があります。モルジブの見事な食物連鎖です。フードチェインは人間を頂点として、各次元で全てが有機的に連鎖している見方です。

まず、海岸沿いの至る所に糞が落ちているわけです。普通に考えたら犬の糞だと思いませんよね。それがまさかの人糞なんです。日本で生活していたら有り得ない事ですが、世界を見渡せばある。まさにアンビリーバボーなワールドですね。

以下引用

大きな魚が釣れると漁師は、市場に持っていってその日の稼ぎにする。魚はカレーの具にされることが多かった。ぼくが泊まっていた安ホテルの食事は、決まって魚カレーであった。その魚カレーを食べた人間が早朝、海岸にいってクソをする。波がそれを粉砕する。小魚がやってきてそれを食う。見事な食物連鎖がそのマレの海岸にできているのだった。糞便処理のときに紙をつかわない(つかえない)ということはなかなかすばらしい、と思った。なぜならぼくが犬の糞とすっかり思いこんだように海岸がちぎれた紙で汚れてないからだ。

(2015)寄食珍食糞便録P68,69)

彼らは地球環境を守りトイレットペーパーを使用していません。つまり生態系本来の在り方を物語っています。ぼくたち人間は便利さと引き替えに自然を好き勝手に使用し破壊しています。地球温暖化の危機が話題になっており、いずれぼくたちに降りかかる難題です。

開発と保存について考えさせられました。いやそれにしても歩いてると人糞が落ちてるなんて・・・ある意味スゴイ。

 それでも自然に返り還元されて循環されるなら、人工製品が加わるよりも地球に有益ですよね。なるほど……勉強になります。

椎名氏の違う作品も読んでみることにします。それでは。