Small dreams≧Real life

ルポライターを目指し日々奮闘中。日常の些細な事も含めて、オリジナル記事や創作したストーリーを載せています。

福岡発地域ドラマ「ここにある幸せ」は心が温まる優しい物語

シナリオ→ドラマの順番

NHKで放映されてから時間が経過してしまって、今更感がありますが・・・・・・。

当初、このドラマ自体知りませんでした。しかしシナリオを勉強している時に、偶然このシナリオと出会い、半信半疑で読んでみました。すると、描写、セリフ、ストーリートを含めて全てが洗練されていて、素晴らしい作品だと感じました。そこですぐにドラマの方も観たいと思い、何とか観ることが出来ました。シナリオを読んでから、ドラマを観るという逆パターンも新しい発見があって良いですね。先に登場人物のセリフが分かってて見ると、逆に制作者側の気分になります。もしも本当にドラマが好きであれば、視聴者になるだけではなく、制作者側の視点で見ると良いかもしれませんね。

さて、岡田恵和さんと言えば、現在NHK朝ドラ「ひよっこ」を手がけているヒットメーカーです。ぼくは「ビーチボーイズ」という作品を、小さい頃から観ていて、今でもお気に入りの作品です。このドラマは、ぼくの中で最高傑作でして、文句がありません。ただ20年も前のドラマなので、若い人は知らないと思いますが・・・・・・。丁度ぼくが生まれた頃に、フジテレビで放映されていました。

 ↓以前に纏めた記事なので、良かったらどうぞ。

popopii.hatenablog.com

 

 ちなみに「ここにある幸せ」のシナリオは脚本の月刊誌である、月刊ドラマに掲載されています。↓↓

ドラマ2017年5月号

ドラマ2017年5月号

 

 

www.nhk.or.jp

 

セリフはドラマの命

ドラマでは、セリフが命です。つまりセリフが陳腐だったり、非現実的であったり、面白くなかったりすると、それだけでドラマは台無しですね。ここがプロの脚本家の勝負所であり、力を注ぐべき部分ですね。

それで、「ここにある幸せ」ははじまりから面白いわけです。

家電量販店の従業員として働く立川は、過労により倒れて救急車で運ばれて入院する場面からはじまり、その病院に上司の早戸が見舞いに来ます。

夢で魘されながら、会社の悪口を言う立川は、好きでもない仕事を嫌々働いていたわけです。その光景を見た早戸の言葉は中々心に刺さります

 

早戸「俺、腹立つんだよね、お前みたいにさ、ボーッとしてる、ボーッと生きてる奴が一番。イヤイヤ働いて結局倒れて、病院のベットで行き直したいとか情けない寝言いやがって。なんだそれ。まだ、こんな仕事やってられません!間違ってます!って文句言って辞めていく奴のが好きだわ。それもないんだよな、お前には・・・・・・な」

 

はじまりの場面からこれですよ!?ちょっと凄くないですか・・・・・・。

さすが、ヒットメーカーですよ。現実と非現実がどちらかに極端に偏っても面白くないのがドラマの世界ですが、そのさじ加減と言いますか、その辺りが難しいですよね。とにかくセリフは、ドラマの核心部分にあるわけで、それぞれの場面が面白くなければ魅力に欠けますね・・・・・・。

↓↓岡田さんは、プレミアムドラマ「奇跡の人」でも、賞を受賞しています。

第33回 ATP賞テレビグランプリ| 一般社団法人 全日本テレビ番組製作社連盟

地域ドラマならではの魅力

福岡県に津屋崎という地名の場所があるそうですが、ぼくは行ったことありません。しかしこのドラマの舞台は、津屋崎という港町です。地元の方の協力もあって、温かくて良い作品に仕上がっていますね。津屋崎に全く関係ないぼくでも、一度訪れてみたい場所になりました。ある特定の地域をモチーフにしたドラマは、該当地域に住む人々だけの物と錯覚してしまいますが、それは間違いですね。地域の良さをPRすることも出来ますし、ドラマによる地域活性化の効果も十分期待出来ます。

もう一つ良い場面をここで、「ふるさと」についてです。

福子「ふるさとなんて、自分で決めればよかと、ここが自分のふるさとだって」

立川「そうなの?」

福子「そう、自分が生まれた場所じゃないちゅうたって、全然かまわんと。見つければよかと」  

 

 生きた言葉を体感出来るステキな時間でした、ありがとう!