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ルポライターを目指し日々奮闘中。日常の些細な事も含めて、オリジナル記事や創作したストーリーを載せています。

戸井十月さん「荒野から―男をみがく冒険旅行のすすめ」

今回読んだ本は、今は亡き戸井十月さんの「荒野から 男を磨く冒険旅行のすすめ」です。

戸井さんの作品の中では、比較的新しい作品かなと思っていたのですが、それでも初版が平成元年となっていたのでかなり古い本になります。

これが、その本です。

どうやら中古の場合は売っているようでした。

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荒野から―男をみがく冒険旅行のすすめ (スコラBOOKS)

荒野から―男をみがく冒険旅行のすすめ (スコラBOOKS)

 

 
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あまりに古い本になると、絶版になってしまい入手が厳しくなってしまいます。

また本の値段も、希少価値が上がり定価よりも高いことが多々あります。

それで、ぼくの場合は知り合いから譲って貰えたのでありがたい……。

カッコいい大人になるために

 

若い頃と言えば、コロコロと自分の意見や言動が二転三転してブレまくる人が多いですよね。

それは、行動の指針となるコアが一貫してないから生じる迷いだと思います。

でも若い上に、自分の知る世界はそこまで広くないと考えると仕方がない部分もありますが、闇雲に行動することは避けたいわけです。

もちろんたくさん失敗して、そこから学んで次に繋げていければ一番自分のためになると思うので否定は出来ません。

ただ、やっぱりある程度の方向性を定めたいと考える時期がくると思うんです。

その時に、自分の頭だけで考えても答えは見つからないし、間違ったりすると思います。

だからこそ、先が見えない未来を歩んでいくときに、方向を指し示すコンパス、羅針盤が必要なんです。

人生の羅針盤と言っても、そんな便利な道具は実際ありませんし、分かりません。

それでぼくの意見だと、リスペクトする対象を心の目で見つけて、素直に耳を傾けていくことが大切なんだと思います。

誰しも必ず影響を受けた人物という存在がいて、自分の憧れだったり、理想に近いと考えるのであれば、考え方を参考にしてもいいと思います。

考え方を取り入れても、許可を取る必要もないですしタダですから。

少し脱線したので戻ります。

この本は、「旅」をテーマに様々な内容を扱っているので、全ての話に触れることが出来ないので特に気になる部分だけ取り上げます。

全て禁止を叫ぶより、適切なやり方を教える人

ちょっと考えてみて欲しいんですが、今までの人生で建前上は合法なのに禁止と言われた場面がありますか?

合法というとちょっと重くなりがちなので、もっと柔らかく言いますと、

やってもいいことなのに、禁止と言われる」

ぼくもありました。

川や海で遊ぶこと、あとは高校生の時にバイクの免許を取ること。

今回は高校生の時にバイクの免許を取得することです。

16歳になれば、誰しもオートバイの免許を取得出来る年齢に達しますよね。

だがしかし、「お金」の部分はアルバイトでコツコツ貯めればなんとかなると思いますが、高校では校則により禁止。

おそらくほとんどの高校では、特別な事情がない限り、二輪免許の取得を認めていないはずです。

なんとぼくの高校も当てはまり、泣く泣く諦めました。

(もちろん高校時代は、勉強、部活で忙しいはずなのに、バイクとは何だと批判意見があるとは思います。)

でも何て説明したらいいのか分からないんですけど、男の憧れとしてカッコいいオートバイに乗りたい衝動があると思うんです。

理屈じゃなくて、本能的に求めてしまう存在が、バイクでした。

ただ、バイクの場合、死と常に隣り合わせの走行になるので、危険が内在しているわけです。

衝突事故を起こした場合、助かる確率も著しく低いはずです。

だから大人の多くは、

「バイクなんて危険だから認めない」

「バイクよりも車の方が安全」

「バイクは不良みたいな世捨て人の乗り物」

「校則違反だから、免許取得した場合は厳しい処罰を与えます」

とか厳しいことを言うんです。

その気持ちがわからないでもないんですが、

「あなたはバイクに乗ったことがあるんですか?」と聞きたいわけです。

ぼくの経験上、バイクに乗ったことがある人はバイクに乗りたいという人にやめろと言わないと思うんです。

まあそういうわけで、ぼくらはダメな理由ばかりを探して、正しい乗り方を教えないわけです。

今回、ぼくが一番伝えたいことは、バイクがダメじゃなくて、バイクの乗り方に問題があるんじゃないかと思っていて、それなら大人がきちんと乗り方を含めて教えてあげたら、もっと反抗的な若者も減るんじゃないかと思ってます。

頭ごなしに、声を出せばダメという言葉ばかりの大人になりたくありません。

子供が川や海での泳ぐ時もそうです。

事故が多いからと一切近寄るなと言葉で済ますのは簡単ですが、アウトドアの体験を全て犠牲にしてもよいのでしょうか?

自然の中で遊ぶことで、自然と向き合いながら心と体が健全に発達していくわけです。

それなら、正しい川や海での遊び方を教えてあげればいいんです。

ただ正しい遊び方を知らない大人も増えてるので仕方がないのかもしれません。

でも全て禁止にするなんて、大人の事情とはいえ余りにも身勝手な気がしたことを覚えています。

興味があれば、P155ページの「生け贄としてのバイク」のページを読んで欲しいです。

終わりに

今回も戸井さんの本を読みました。

本当に人間的にも魅力溢れる行動派作家だと思いました。

しばらく違う作品も並べて読んでいくことにします。

しかし、文体に無駄がなく、洗練された文章が活字中毒のぼくには心地よいです。

ぜひ読んでください!