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ルポライターを目指し日々奮闘中。日常の些細な事も含めて、オリジナル記事や創作したストーリーを載せています。

音楽教室の受講料に著作権料も含まれる?!

今回は、今注目を集めている、音楽教室で楽曲を使用することで著作権料が発生するかについて考えて見ます。

著作権は、はてなキーワードから持ってきました↓ ↓

著作権

広義には、著作物を創作したことにより著作者に発生する権利。

狭義には、広義の著作権のうち著作者人格権以外の財産的な権利。

著作物の公正な利用と著作者の保護との調和を図るために設定された。

知的所有権の1つであり、インターネットの普及の影響を最も受けている分野の一つ。

著作権を侵害した場合は、著作権者から民事上の請求を受ける。

例えば、損害賠償請求民法709条)、不当利得返還請求民法703条、704条)、信用回復措置請求著作権法115条)、差止請求著作権法112条)。これらの民事上の請求は、著作権財産権であることに基づく。

また、著作権を侵害した場合は、上記した民事上の責任だけでなく、刑事上の制裁も受け得る。著作権を侵害した罪の成立には、刑法の原則どおり故意が必要である。なお、著作権を侵害した罪は親告罪であるが、これは、同罪が著作権という私権を保護法益とするものであり、従って刑事上の制裁の判断を著作権者に委ねることが相当と考えられるためである。

著作権の権利を有する人から、その権利の保護対象を利用する場合には、権利者から許諾を得なくてはならない。

この許諾を与える者をライセンサーといい、許諾を受ける者をライセンシーという

 今回問題となっている部分を簡単に説明しますと、楽曲には通常著作権が発生します。

これは、作り手の権利として守られており、認められています。仮に著作物を使用する利用者は、印税という形でお金を支払います。

JASRAC日本音楽著作権協会)は、音楽教室で使用されている楽曲に対しても、今後著作権を徴収する方針を採った事で、音楽教室側は複数の団体からなる「音楽教育を守る会」を作り、確認訴訟提起し裁判に発展しているようです。

かなりざっくりな説明になりましたが、以下該当記事です↓↓

音楽教室の著作権使用料で裁判始まる 双方の主張対立 | NHKニュース

JASRAC争う姿勢 音楽教室著作権使用料で初弁論 :日本経済新聞

JASRACは2018年度1月から年間受講料の2,5%の徴収をする予定となっています。

今回の問題の争点

両者の言い分も、納得出来る部分があり非常に難しい問題となっています。

そこで、争点となるのは著作権法22条に定められている(演奏権)が問題となっています。

第22条 著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。

とあります。

 

 条文に即して見ると、音楽教室での楽曲使用による指導・教育が「公衆に直接又は聞かせることを目的」と言い切れるのかどうか疑問がありますよね。

指導・教育は確かに営利目的な部分はありますが、それはあくまで曲に重きが置かれているのではなく、音楽の技術を習得するところを目的としているわけで、楽曲使用による著作権料が発生することでより分かりやすく、工夫した練習の妨げになりますよね。

 

ただ過去の判例によると、

2004年に名古屋高裁が出した判決「社交ダンス教室事件」

http://www.jasrac.or.jp/release/04/03_1.html

では、JASRAC側の勝訴が認められ、社交ダンス教室での楽曲演奏が「公の演奏」に該当すると判示されました。

こうなると、音楽教室での楽曲使用もやはり「公の演奏」に類するものと判断される可能性が高いです。

終わりに(私見)

音楽を独学で完成させる力を持った人はいないと思います。

もし仮にいたとしても極希な例であり、基本的には技術と理論を持つ師からレッスンを受け上達していきます。

そうなると、理論、技術、楽器が充実した音楽教室がプラットフォームとなり、音楽文化に果たす役割は見逃せません。

これからの日本の音楽文化の発展と密接に繋がっているといっても過言ではない気がします。

才能を持ち、次の時代を担いリードする音楽家が小さな音楽教室から出発した話しも聞いたことがあります。

一方で、音楽教室は講師の費用、教材、楽器使用料を含めてかなりの額のお金が必要です。

経済的な理由で、才能をもつ人が諦めることないような配慮も求められていると思います。

もしも楽曲使用による著作権料が含まれると、料金改定も予想出来ます。

ただでさえ、全盛期と比べてレベルが低下していると感じるのですから、もっと日本の音楽を盛り上げる場になって欲しいです。

もちろんJASRAC側の著作権者の権利を守る部分も理解出来るわけで、創作物にきちんとお金が支払われなきゃ、時間も体力も必要な音楽をする人なんていなくなりますから。

新しく何かを産む苦しみは、予想以上に辛いですから。

ぼくもブログで日々感じています。

従って、インセンティブとしてきちんと適正な金銭が入り、守られることは必要だと思います。

今後の展開が気になります。

今回の事案は、どちらの言い分も本当に納得出来るので判断が難しいとぼくは思いました。