Small dreams≧Real life

ルポライターを目指し日々奮闘中。日常の些細な事も含めて、オリジナル記事や創作したストーリーを載せています。

森沢明夫さんの「ミーコの宝箱」を読了

 こんばんは。

連日の雨と冷たい風でダウンしている方も多いと思います。

おまけに台風が接近しているようで、陰鬱な気分になりますね。

風邪やら、インフルエンザなどに注意して、体調管理に気をつけないといけませんね。

既に秋を通り越して冬になってるような寒さですからね……。

さて、今回ぼくが読んだ本は、森沢明夫さんの「ミーコの宝箱」です。

ミーコの宝箱 (光文社文庫)

ミーコの宝箱 (光文社文庫)

 

 この話は、シングルマザーで風俗と介護の仕事を掛け持ちするミーコとミーコを育てた祖父母とミーコの子供のチーコが主な中心登場人物です。

最初の方にけっこう過激な性描写もあってドキドキしますが、ストップせずに進んでくださいね。

何はともあれ最後は森沢ワールド全開の感動作品に仕上がってました。

ハッピーエンドで心が温まり、ポロポロと透明な雫が落ちてしまいました。

                 ◇                ◇                ◇

【この本で、全体を通して流れるテーマは「親子」です】

最近よく聞く言葉で「子供は親を選べない」と言われますよね。

特に家庭内での虐待、貧困の連鎖、ネグレクトのような社会的な問題が増加している昨今、「環境」に対する不公平な現実がまず槍玉にあがります。

「環境」も選択の余地がなくて、運の要素が強く、生まれながらにして格差があったりするもんです。

それでも多くの親は、自分の子供の幸せのために全てを犠牲にして、子供を育てるわけですよ。

これって簡単にみえますが、かなりすごいことですよね。

並大抵の苦労じゃ済まないわけで、心の底から尊敬してます。

それで、教育方針についてはそれぞれだと思うんですが、自分の親を見て子供は成長していきますよね。

だからこそ、多かれ少なかれ良い影響も悪い影響も含めて、無意識のうちに親のやり方を受け継いでしまうと思うんです。

例えば、親に虐待されてたら、自分の子供に虐待したりあるいは親にいっぱい愛されてたら、同じように子供を愛したりと似てくるもんですよね。

もちろん例外はありますが、だいたい同じことを子供に「投影」するわけです。

やっぱり子育てってすごく大変ですね……。

                 ◇                ◇                ◇          

最後になりますが、一人の女性の現在から過去、そして未来へと膨らんでいく物語に引き込まれてしまいました。

そしてやっぱり誰の人生であろうと壮大な物語を秘めていて、決して無価値な存在なんていないと確信しました。

また、この小説で言うところの人生は悪いことばかりが起こったとしても常に良いところに気づく姿勢、態度があればそれだけで幸せになっちゃうことも同感です。

きらきら眼鏡をかけて、小さなこと、些細なことの中に最高級の価値を発見できるような人間になりたいですよ。

結局どうやって目の前のことを捉えて、考えて、行動していくかが重要なんですよ。

簡単なまとめになりましたが、絶対後悔しない作品ですので読んでみて下さいネ。